週末起業 実践中
平気でリストラが断行されたり、大企業と呼ばれる会社でも倒産する不景気な世の中、本業だけでは不安です。不測の事態に備え週末を利用して副業にチャレンジ中。起業ネタをはじめビジネス、経済全般について語ります
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借金をしたら信用される?(ダメ経営者その2)
「借金をしたほうが社会に信用される」
「借金はできる時にしておいたほうがよい」
「あまたも借金したほうがいいよ」


かつてこのように話していた経営者がいた。

私は、借金は極力するべきではないと思う。 成功する確率が極めて高いビジネスがあるが、資金がどうしても足らない時は借金してもいいとは思う。 どうしても運転資金が足らなくなった時は仕方がないと思う。(あくまで返すことを前提として) しかし無闇に借金はすべきではないと思う。

>借金をしたほうが社会に信用される
銀行から融資を受けて完済できれば、実績ができるので次回も借りやすくなるもは事実。 しかし信用というのはちょっと違うと思う。

>借金はできる時にしておいたほうがよい
彼にとっては信用度を高めたい、といった意味合いがあるにせよ、 借金はしないほうがいいに決まっている。

>あまたも借金したほうがいいよ
これはほんとうに余計なお世話。借金肯定派の人を完全否定するつもりはないが、 押し付けられるつもりは毛頭ない。

その経営者は本業とはまったく異業種の、飲食業界に新規参入しようとしていたのだった。 お店を出して、うまく行けばチェーン展開させるつもりだったのだ。 当時本業が少し好調で、以前から飲食業に興味があって店を出してみたかったようだ。 出店資金を銀行から借りたのでした。その時に、周囲に上記のような発言をしたのでした。

しかし本業も思いつきだけで進めてしまう部分が多分にあり、 飲食店についても十分な計画もなく、戦略もなく、「危ないな」と思ってました。 私だけでなく周囲の方々も。しかしその経営者は「絶対に成功する」と豪語していた。 具体的な戦略もなく、はっきり言って自信だけでした。

お店には調理スタッフ以外は飲食店で働いた経験のある人はいなかった。 いわば運営もサービスも素人集団であった。開店して1週間、割引目当て の客が殺到。店前に大行列ができ、スタッフはてんやわんや。あまりの多さに 料理が追いつかず、客がテーブルに案内されてから1時間以上待たされる始末。 頭にきて文句を散々言って、帰ってしまうお客さん多数。 客数見込み、客数に対する調理人の数など、飲食未経験者でもわかるような 基本的なシミュレーションさえできてなかったのでした。

割引期間が終了した後はお客はパラパラ。3ヶ月ほどして「勝負に出る!」と言って、 店内の1部を惣菜コーナーに改良。そこで、新たに借金をしたのでした。

しかし1年経って、微妙に黒字だった月が2回あっただけで、残りは赤字。 結局1年でお店は諦めてしまって、手放したのでした。残ったのは借金だけ。 ほぼ借りた金額がそのまま借金になってしまったのでした。

その後本業も不幸が重なってしまうなどして赤字に転落し、 とうとう借金は返せない状況になってしまったのでした。 融資を受けた銀行と話し合い、一時金を支払う形で和解して、残りの借金をチャラにしたのでした。 銀行とその経営者間だけの問題であればそれで話は済むのですが、そうではなく、 返せない分は市民の血税が投入されたのでした。 真面目に生活している人が、無計画な経営者を救済するのはなんとも理不尽な話しです。

借金は、していいハズはありません。するとしても計画を持って、絶対にビジネスが成功する時でなければ いけないと思います。いい加減な人間に融資した銀行側にも責任はあると思うし、とは言っても やはり元凶はその無計画な経営者であり許しがたいですね。

余談。
その経営者、出店に向けて資金集めをしている時に、私に対して 「700万の保証人になってくれませんか? 全体に返済するので心配することはありません。 なってくれれば、それとは別に月に10万振り込みます」と言ったのでした。 信用できなかったので即答で断りました。万一、お金に目がくらんで受けていたら、 今頃私は借金取りに追われていたところでした。そう考えると今でもゾっとします。

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いいヒト気取りだけの経営者
「仕事がなかなか見つからない中卒者を雇ってあげているんだ」
私は世の中のためにいいことをしているんだ、と鼻にかけていた経営者がいた。

その雇われていた中卒者は4人。家庭の事情で高校には行けず、一生懸命に仕事を探してるのにどこも 雇ってくれない、というような子たちではなく、勉強が嫌いだから高校へは行かない、生活態度も不真面目 な子たちだった。深夜遅くまでカラオケで歌い、朝は平気で遅刻。こちらが電話かけないと来やしない、 社会人としての心構えのカケラもない子たちだった。前者のような子を雇ってあげるならまだわかるのだが、 どうしようもない子たちを雇って鼻にかけていたのだ。

そういった子たちを雇うのもただでさえ理解できないのに、 「1人1日5000円の赤字なんだ。赤字になってまで雇ってあげているんだ。」 間違った正義感というか、この人アホじゃない?と思うセリフまで吐いていた。 たいして体力のない会社なのに。

その子たちの仕事はタッチタイピング。アンケート結果の入力作業だった。 パソコンを使う仕事なのに、その子たちは・・・パソコンを触ったことがない未経験者だった、、、 なぜ選んだのか、ますます疑問。

運悪いことに、私はその子たちのチーフを任されたのだった。 タイピングソフトである程度基礎を覚えてもらってから実戦に入ったほうがいい、と提案する私を差し置き、 その経営者「納期が迫っているので、いきなり実戦に入ってくれ。プロは1日800枚できるので、 400枚はできるハズだ。」 プロの打者が3割打てるから、バットを握ったこともない素人でも 1割5分は打てると言ってる様なもの。いったい何を根拠にそのようなことが言えるのか、まったくもって不思議だった。

結局ラスト1週間は泊り込みで1日○○時間近くやってもらって、なんとか納期には間に合った。 しかし他の業務も含め予想以上に赤字が出たらしく、その埋め合わせとして私を含めた社員の給料を平然とカットしたのであった。 その子たちには満額払っているのに。

人選もダメ。理解不能な理論。単なる思いつきだけ。赤字を社員に押し付ける。 無能な経営者の下で働いても何の人生経験にもなりません。こんな会社、さっさと辞めてやりました。

後日談。
赤字がひどくなったらしく、わずか1~2ヵ月後に中卒者全員解雇。 やってることが常にいい加減で、社員からは見放され、最後は1人ぼっちになったらしい。それが7~8年前の話し。 その会社、今どうなってるのか知らないし、興味もありません。
いいヒト気取りだけでは会社は経営できません。

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